明日への扉
9/17(木)、9/18(金)に音楽&エンターテインメントの専門学校TSMでは、ミュージカル『明日への扉』が行われました。あの感動を今一度思い出す為、また明日への扉を見に来られなかった方の為にも今回『明日への扉』のレポートを書かせていただきます
『明日への扉』とは、骨髄移植や骨髄バンク事業の現実を知った学生たちが、「私たちに出来ることは何か」を考えて実現したミュージカルです。学生たちが自ら、企画・制作・出演をし、このミュージカルを通じて一人でも多くの人に骨髄移植によって助かる命があることを伝えようとしています。
出演する学生は4月から厳しい練習やオーディションを乗り越え、裏方の学生もキャスト、ダンサーを最大限までサポートし引き立てるべく練習や打ち合わせを重ねてきました。
会場は大田区民ホール・アプリコ
学生たちは本番の3日前から会場に入り、仕込みやリハーサルを行いました。
公演は2日間で3公演行われました。
来場者が最初に出会うのはスーツに身を包まれたコンサートスタッフ系の学生たち。
ご来場いただいた方に気持ち良く舞台を見てもらえるよう最高の笑顔で接客対応します。
メイクコースの学生はキャストのメイクを手掛ける為、やってくるキャストの、ヘアメイクを迅速に、正確に行います。
場所が足りないときは通路でメイクすることも!
声優コースの学生は影アナ(幕の裏手からアナウンスを行う仕事)として公演前の注意事項のアナウンスや、幕間をつないだりする役目を務めました。
レコーディングエンジニアコースの学生はこの舞台を記録して残すべく、ライブレコーディングを行います。気合充分!
そして沢山の学生の手によって作られた舞台が開演します。
最初はTSMゴスペルアンサンブルによる明日への扉グランドテーマソング『明日への君に』からはじまります。
ゴスペルの歌唱が終わると同時に幕が上がり舞台はスタート
劇中バンドやミュージカル全ての音楽を生演奏するBIGBANDも大活躍!
どの公演もストーリーは同じもののキャストによって雰囲気や演出なども変わって見え、それぞれ違った舞台を見ているようで、展開を分かっていてもワクワクが止まりませんでした♪
最後は『明日への扉』に携わった全学生によるカーテンコール!
実は千秋楽にはPAコースの学生もキャストとして出演していたのでPA卓にいる学生からサプライズも!
そして骨髄移植、骨髄バンク事業の現状や募金ご協力の訴え、このミュージカルに込めた想いを制作の学生が代表してスピーチします。
ここに立つ学生それぞれが立場や役割は違えども同じ思いを持ち、同じ目標に向かって努力してきたこの約半年。たくさんの涙もあったことでしょう。それでも最後までやりきった学生のみなさん。流してきた涙よりも、もっとたくさんの笑顔を咲かせられたのではないでしょうか。
みなさんこの半年、本当にお疲れ様でした。
また、ご来場していただいた皆様、本当にありがとうございました。